明治という時代と明治天皇
上下二巻の下巻 明治15年から崩御、乃木将軍の殉死までが書かれている。 日清日露の二つの戦争や、韓国との併合。激動の時代であった時期でもあるため、かなり読み手にとってはその興味を持つ部分だと思います。 昭和天皇とは違い、明治天皇の主観的な考えがあまり文書に残されていないながらも、著者は明治天皇とのかかわりから明治という時代を紐解く努力をしている。 贅沢を嫌い、質素倹約に努め、国民に深く慈悲をかける天皇像。現代の天皇家の存在意義にもつながるその使命を、いかに明治帝が確立したか。本書はその意義を強く訴えようとしている。 伊藤博文を暗殺した安重根、大逆事件の幸徳秋水、明治後半に起こったこの二つの事件を、そして乃木将軍の殉死にページを多く割いている。明治という時代の終わりを象徴するものと、著者は感じたに違いない。昭和のあの暗く悲しい戦争は、もはや運命付けられたものと、そう言いたかったのだろうか。 特に安重根に対する記述は、今までの無知を大きく自身に感じさせるものだった。 すっこしボリュームはありますが、ゆっくり読んでください。
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かなりボリュームがあり読むのに時間がかかるかな? なんて思いながら手にとりましたが、なかなかどうして 面白く読めました。明治天皇を支柱にして展開してある 歴史考察としては、項により波がある気もするのですが 専門家でもないし一読者としては素直に楽しめました。 こちらの上下巻を読んだ後で同著者の「明治天皇を語る」 を読んでみてください。 「明治天皇」では割愛されている天皇個人のエピソードの が話し言葉で語られており裏話的で楽しめました。
新潮社
明治天皇〈上巻〉 明治天皇を語る (新潮新書) 昭和天皇語録 (講談社学術文庫) Hirohito and the Making of Modern Japan 昭和天皇(下) (予定価格)
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